渚さんへ。 親友の披露宴のあと、帰り際に雨が本格的に降り出し、と同時に、あの忌まわしい過去がフラッシュバックして来た。 それをきっかけに今の自身が置かれてる現実に引き戻され、自分は男の人を好きになって、結婚出来るだろうか?と考えると、トラウマやフラッシュバックを乗り越えられるんだろうか.....と思ってしまう。やっぱり拒絶反応が起こり、無理かもしれないと思うと、悲観的な涙が溢れて止まらなかった。私は幸せになれない、と。 ーーそんな恐怖とケガの痛みと戦い、乗り越えた人たちがいます。
今から41年前の世界の航空機事故史上、単独の事故としは最悪の520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故。この史上最悪の事故で、生存した4人の女性のその後を知っていますか? 当時はPTSDという言葉さえ無かった時代でした。
「怖い、恐い」と叫んでいた8歳の女子小学生、その母親で34歳の女性、日航CAだった26歳の女性、そして12歳の女子中学生。4人とも重傷だったが、回復したのちの、その後の人生が分かっています。
CAは復職し、結婚して子供を授かっている。主婦はあれ以来2度と飛行機に乗っていない。その子供は事故の記憶が鮮明ではなく、修学旅行で飛行機に乗っている。中学生はその後、看護師になり、結婚し、3人の子供を授かった。でもやはり飛行機には乗っていないとの事。 中学生以上の女性は皆、飛行機に乗る事を今も恐れていた。だから忌まわしい恐怖を経験した飛行機を避けている。
渚さんは、フラッシュバックが起こる光景や環境や人間関係を避けていますか? 人は過去の記憶が覚醒するには、やはりきっかけが重要で、これまでの経験からその誘因を避ける事が一番だと思います。意識して呼び水を避ける。
もし好きな人が出来たら、まず初めにその事を伝えておく。それを理解し承諾し、一緒に避けてくれる人がきっと現れます。 その時、笑顔でいる為にも、今、出来る事は目標を持つ。好きな事を見つけ熱中する。今は先の事を考えず、自分が楽しいと思う事を続けてみる。トラウマの誘因を小さく意識しながら、自分の気持ちに素直になる事ではないでしょうか。 そうしているうちに、渚さんの気持を理解してくれる人が、きっと現れます。自分の気持ちを「これは大丈夫だよ」と確認しながら。そして少しずつ、笑顔が増えますように。




渚さんへ。
親友の結婚式と披露宴を楽しく、暖かな気持ちで、幸せそうな笑顔も嬉しく思っていたのに、式が済んたら雨が降り出し、それまで幸せな気持ちがトラウマを小さく閉じ込めていたものが、一気に過去の出来事が目覚めるように、幸せだった気持ちを吹き飛ばし、自分の将来の夢を吹き飛ばしてしまった。
まだまだ男性に対する恐怖心や不信感から解き放たれていない現実の自分が、果たして幸せになれるだろうか?
普通に想い描いていた将来の夢に、ほど遠い気持ちにハッとし、落胆が目を覚ました。PTSDに追い込まれた日と同じ雨。恐いタクシーの狭い空間。何もかも、さっきまでの幸せな気持ちを吹き飛ばし、PTSDの覚醒とトラウマによってポッカリ空いてしまった心の穴は、全然埋まってなかった。
と言う悔しさと、将来への不安。あの時から始まったトラウマは、ちょっとしたきっかけで、自分の心を今も蝕んでいるという現実。私はこんな気持の浮き沈みから一生涯抜け出せないのか....と言う落胆。
悔しいという涙が溢れて止まらない。どうしても悲しくて辛い時は、苦しみの涙を1人で受け止めようとせずに、主治医やソーシャルワーカーに相談するのも良いでしょう。
今まで、渚さんなりに、頑張って来たのに、それでもダメなのか.....との思い。それは紛れもない悔し涙でした。
でも、でも、今、私が言える事は、絶対自ら諦めるような事をしてはならない、と言う事。例えその道が険しくても、泣きながら、「負けるもんか!」と、空いてしまったトラウマの穴を、何度も、何度も埋めるよう挑み続ける事。
そうしていたら。必ず、信頼し、頼れて、壁になって守ってくれて、全てを受け止めてくれる人と、きっと出会えると信じて。表向きだけ「僕が守ってあげるから」と言う言葉に騙されず、渚さんが「心から安心出来る人」と、思える人がきっと現れます。そう信じて、生きて下さい。どうか生き続けて下さい。
私は、もう直ぐ3回目の心臓ペースメーカーの交換で、医者からはこれが最後かも知れないと言われています。でも、渚さんを応援し続けます。だから、がむしゃらに、生きて下さい。







9月4日(金)まず初めに、謝らなければなりません。
私は渚さんが不特定多数の人から罵詈雑言を浴び、それに対する反論として「電子版の記事」で答えているのは、渚さん自身への誹謗中傷に対する反論だと思っていました。
しかし、Instagramのコメント欄を開放したのは、それだけではなかったのですね。
渚さんを応援し励ましてくれる家族や,、スタッフ、記事のインタビューをしてくれた記者や編集者にも、侮辱するような悪意ある言葉を並べ立てられ、その壁になってくれて、代弁者になってくれている人達にまで及んでいたとは、思いが及びませんでした。
渚さん1人で嘘八百の矢を受け止められず、多くの周りのスタッフや家族が壁になってくれていた。その人達の悔しさを代弁出来るのは自分しかいない、と思い、悩み、敢えてコメント欄を開放し、自分や周りの人達の代弁者になる事を決意した。それが今回の投稿文章とコメント欄の開放だったのですね。
私は常々、渚さん1人で誹謗中傷に耐えていたと思っていました。そして、誰か、壁になってくれる人がいれば、悪意の矢はダイレクトに向かって来ないのに、とも思っていました。
でも文章を良く読むと、その言葉の陰には、周りのスタッフの怒りや悔しさを代弁したいと言う思いがあったのかもしれないと、思ったのです。
今回の投稿は、弁慶のように渚さんの前に立ちはだかり、壁になってくれる人がいたからこその、投稿だったのではないか.....と思いました。その意図にもっと速く気づくべきでした。
勇気と決意を与えてくれたスタッフや家族に、感謝申し上げます。そして渚さんの強い決意にも敬意を表します。でも決して無理をせず、ゆっくり進んで下さい。

渚さんには、今はまだ、好きな事に熱中する時間を大切にして欲しいと思っているので......。



ON MUTE....とっても深い意味があったのですね。だから1周年だった。そして花束にはブルーパープル色の花。ワンピースも薄いブルーですし、キャドルも青でしたね。碧い海の色も…渚さんにとって青紫は寂寥感からの復活を意味していたのでしょうか。ON MUTEとは、静かに沈黙している状態と、そこから抜け出せた状態の2つの意味があるらしいので、もし後者なら、無理せずゆっくりと進んで下さい。




2026/8/28、instgram

日本は島国だった為、色々な名称で差別的・国際的矛盾が多く使われて来ました。例えば、今はソープランドと言いますが、以前はトルコ風呂と言っていました。これがトルコ政府からの猛烈な抗議を受けて、慌てて名称を変更したのです。
いつも何気なく使っている言葉や用語・名称には男女差別的な言葉がいくつもあります。しかし自助努力や差別用語の撤廃に実に消極的です。外部(他国)からの圧力でやっと見直しているのが現実です。差別やセクハラはには大勢の声が必要です。渚さんの文章がそのきっかけになって欲しいと思います。



それともう一つ、私が全般性不安障害を発症した当時は、病院で医師の前で泣いて、鎮静剤を打ってもらいました。昂った気持ちのまま、直ぐに眠ってしまい、数時間後、目が覚めると、興奮した気持ちが静まっていました。もちろん恐怖心が消えた訳ではないのですが、心が楽になっていたのは確かです。



訳綴り: Weeping(枝垂れ)、hemlock(栂)
生息域:アメリカ北東部ミネソタ州、ジョージア州とアラバマ州、カナダ南東部ケベック州とノバスコシア州に分布。




渡邉渚へ。
渚さんの、意を決して性暴力によって被害を受けた人の『一案や道しるべ』になって欲しい、との願いを込めて執筆してゆく、と言う気持ちが読み取れます。こうした自分の過去と向き合う事を、「認知行動療法」とも言います。
しかし一方で、当時を思い出す事は、自分の心にも負担になります。もし、もしも思い出しながら、文章を綴っていて、辛い時は、無理せず、自分の「心」を労わる事も忘れないでほしいと思います。涙を流しながら、執筆している姿を私は想像したくありません。
どうか、石橋をたたいて渡る事を忘れずに。しかしゆっくりと、前を向いて進んでほしいと願っています。



渚さんへ。フラッシュバックは、避けようと思い心の防御や気持ちの心構えをしていても、予期しない場面や場所で、起因する言葉や文字を聞いたり見たりしたら、突然起こるかもしれません。そんな時はやっぱり、とにかくその場から遠ざかり、1人になれる所で泣く。嗚咽をもらして泣ける場所で泣く事かなと思います。 そして過呼吸に備えて、対処の仕方を精神科医に教えてもらって下さい。トラウマが起こるとパニックになるのは避けられません。でもそういう時自分はどうしたらいいかを知っておく。病院で鎮静剤を打ってもらい、眠る事で昂った心を鎮めるのも一つの手段です。恐怖から抜け出す手段を知っておく心構えが必要ではないかと思います。手段は人それぞれ違うと思いますが、自分に合う方法がきっとあるはずです。 思わず涙が出る。そういう場面や状況に遭遇したら、迷わず逃げる事。そういう方法もあるんだと、心のどこかに留め置いて欲しいと思います。


誹謗中傷は言葉のナイフと同じです。多くの場合、そのまま放置していたら助からないでしょう。でも、もしナイフを抜いて止血出来れば助かる。それにはやはり、悔しい思いを聞いてくれて(ナイフを抜いて)、手当てしてくれる(言葉で治療してくれる)人や救急箱(救急車)が必要です。その時に備えて言葉の救急箱を用意して置くのが良いのではないでしょうか。例えばその場から逃げるのも一つの方法ですが、一言、「違うと思います」と言って、退席するのも止血する包帯になると私は思います。